入金消込とは?
銀行の入金データと請求を正しく照合する。
請求書を発行した後は、銀行口座への入金を確認し、どの請求に対する入金なのかを特定する必要があります。この請求データと入金データを照合し、対象となる債権を消し込む処理が「入金消込」です。このページでは、入金消込の基本から、銀行入金データを利用した管理方法、未収管理、システム化のポイントまで解説します。
入金消込とは
請求データと実際の入金データを対応付け、どの請求に対する入金なのかを確定して債権を消し込む処理です。
| 得意先 | 請求金額 | 銀行への入金 | 結果 |
|---|---|---|---|
| A社 | 110,000円 | 110,000円 | 消込済 |
| B社 | 220,000円 | 220,000円 | 消込済 |
| C社 | 330,000円 | - | 未収 |
「入金確認」と「入金消込」は違う
入金確認
銀行口座へ入金された事実を確認します。例えば「カ)アオバ」から110,000円が入金されたことを確認する段階です。
入金消込
その110,000円が「青葉商事の9月請求」に対する入金であることを確認し、請求データと対応付けて債権を消し込みます。
請求から入金消込までの5つの処理
請求金額・入金期日を管理
銀行口座への入金を確認
対象となる請求を確認
請求と入金を消込
消込後の残額を確認
入金総額だけでは「誰が未入金なのか」は分からない
入金消込が複雑になる代表的なケース
振込名義が異なる
請求先名と銀行の振込名義が一致しない。
複数請求をまとめて入金
複数の請求を合算して一括入金。
一部だけ入金
請求額の一部だけが入金され、残額が残る。
複数回に分けて入金
一つの請求を複数回に分けて入金。
請求額と異なる入金
過入金など、請求額と入金額が一致しない。
期日を過ぎても未入金
入金期日後も債権が残っている。
「1請求=1入金」とは限らない
1対1
合算入金
一部入金
複数回入金
Excelで入金消込を管理する場合
請求件数が少なく、入金パターンが単純であれば、Excelでも管理できます。
| 得意先 | 請求額 | 入金日 | 入金額 | 残額 | 状況 |
|---|---|---|---|---|---|
| A社 | 110,000 | 9/25 | 110,000 | 0 | 入金済 |
| B社 | 220,000 | 9/30 | 200,000 | 20,000 | 一部入金 |
| C社 | 330,000 | - | 0 | 330,000 | 未入金 |
件数や入金パターンが増えると照合が複雑に
Excelのメリット
- 導入しやすい
- 項目を自由に追加できる
- 少件数なら一覧性が高い
- 関数で残額を計算できる
複雑になりやすい作業
- 銀行明細と請求表を見比べる
- 振込名義から得意先を判断する
- 合算入金を複数請求へ振り分ける
- 一部入金の残額を管理する
- 入金結果を会計へ転記する
消込後に残った債権を把握する
| 得意先 | 請求額 | 入金額 | 残額 | 入金期日 |
|---|---|---|---|---|
| A社 | 110,000円 | 110,000円 | 0円 | 9/30 |
| B社 | 220,000円 | 200,000円 | 20,000円 | 9/30 |
| C社 | 330,000円 | 0円 | 330,000円 | 8/31 |
入金管理で確認したい8項目
| 確認項目 | 確認する内容 |
|---|---|
| 請求データ | 消込対象となる請求を管理できるか |
| 銀行入金データ | 銀行から取得した入金データを利用できるか |
| 入金データ受入 | ダウンロードした入金データを受け入れられるか |
| 請求・入金照合 | 請求と入金を照合できるか |
| 入金消込 | 対象となる請求を消し込めるか |
| 一部入金 | 消込後の残額を債権として管理できるか |
| 未収管理 | 消込されていない債権を確認できるか |
| 会計連携 | 入金後の仕訳を会計へ連携できるか |
銀行の入金データをAllyへ受け入れ、請求と照合
Allyでは、銀行のインターネットバンキングまたはファームバンキングシステムから入金データをダウンロードし、そのデータをAllyへ受け入れて入金データとします。その後、Allyで管理している請求データと受け入れた入金データを照合し、対応する請求に対して入金消込を行います。
IBまたはFBから入金データをダウンロード
ダウンロードした入金データを受入
受け入れたデータを入金として管理
Allyの請求データと入金を照合
対応する請求を消し込み、債権残高を確認
入金情報の手入力を減らし、照合へつなげる
手入力を減らす
銀行から取得した入金データを利用します。
実際の入金データで照合
銀行入金データとAllyの請求データを照合します。
債権残高を確認
消込後に残っている債権を確認します。
請求と入金をつなぐ
請求から入金消込まで同じシステムで管理します。
定期請求から入金・会計まで
請求・入金・会計をあわせて確認する
入金消込のFAQ
入金消込とは何ですか?
請求データと実際の入金データを照合し、どの請求に対する入金かを確定して債権を消し込む処理です。
入金確認と入金消込の違いは?
入金確認は銀行口座への入金を確認すること、入金消込はその入金を対応する請求と照合する処理です。
Allyでは銀行の入金データを利用できますか?
はい。インターネットバンキングまたはファームバンキングシステムからダウンロードした入金データをAllyへ受け入れます。
受入後はどのように処理しますか?
受け入れた入金データとAllyの請求データを照合し、対応する請求に対して入金消込を行います。
一部入金の場合は?
入金した金額を消し込み、消込後に残った金額を債権残高として管理します。
入金消込は、「銀行に入金されたか」を確認するだけではありません
どの請求に対する入金なのかを照合し、消込後にどの債権が残っているのかを把握することが重要です。AllyではIB・FBから取得した入金データを受け入れ、請求データとの照合・入金消込を行います。
請求から入金消込まで、Allyでつなげませんか?
銀行入金データの受入から入金消込、債権管理までの運用をご案内します。
Allyの入金消込
得意先の特定から自動消込、差額処理まで
Allyでは、銀行から取得した入金データを受け入れ、振込依頼人と得意先マスタの「入金キーワード」を照合して、入金した得意先を特定します。
インターネットバンキング/ファームバンキングから取得
振込依頼人 × 入金キーワード
指定した入金予定日までを対象
対象請求額を合算して入金額と照合
指定した入金予定日「まで」の請求書を対象
| 請求書 | 入金予定日 | 請求額 | 対象 |
|---|---|---|---|
| 請求書A | 4/30 | 30,000円 | 対象 |
| 請求書B | 5/15 | 20,000円 | 対象 |
| 請求書C | 5/31 | 50,000円 | 対象 |
| 請求書D | 6/30 | 40,000円 | 対象外 |
対象請求額 100,000円 = 入金額 100,000円 → 自動消込
差額がある場合の処理
対象請求額と入金額が同一なら、自動で消込を行えます。
あらかじめ設定した差額範囲をもとに、振込手数料または消費税差額を自動で判定できます。
入金消込画面で内容を確認し、一部消込や過入金の処理を行います。
