前受金残高とは
前受金残高とは
前受金残高とは、得意先から受け取った前受金の残高のことです。前受金とは、商品や役務を提供する前に受け取った代金のことです。商品や役務を提供し、前受金から売上に振り替えていき、前受金が減っていきます。その残高のことを前受金残高と言います。
保守サービスでの例
例えば、システムの利用者が、システム会社に1年間の定期的なメンテナンスを依頼したと想定します。システム会社は利用者に対して、1年分のメンテナンス費120万円(1か月当たり10万円)を売掛でなく前払いで支払ってもらう契約をしたとします。この場合に、システム会社からすると、この120万円は前受金となります。
保守契約後から最初の1か月間が経過すると、利用者は1か月分のメンテナンス費10万円分を受けたことになります。システム会社では、前受金の中から10万円が売上高に振り替えられ、110万円が残ります。この残った110万円の前受金のことを、前受金残高と言います。