過入金とは?
過入金とは?
過入金とは、請求金額に対して請求先からの入金金額が多い分の差額のことです。反対に入金金額が少ない分の差額のことを、不足金と言います。
過入金 | 請求金額に対して請求先からの入金金額が多い分の差額のこと |
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不足金 | 請求金額に対して請求先からの入金金額が少ない分の差額のこと |
過入金が発生する主な原因は、次の2つです。
- 金額を間違って振り込んでしまった
- 毎月の請求分で翌月分も振り込んだ
過入金の処理
過入金があった場合は、振り込まれた金額が間違っていたのか、それとも将来的に請求する分も振り込んできたのかを確認します。どちらの場合も、お客様に電話やメールで確認した方が良いでしょう。
定期的な請求のある場合、次の処理を行います。
- 次回の請求から過入金分を相殺する(仮受金処理、もしくは前受金処理)
- ご返金する(返金処理)
次回請求書から相殺する場合は、過入金の金額から消込金額を充当します。次回以降、請求が発生しない場合、基本的に返金処理します。
次回請求書で相殺する場合の過入金は、仮受金処理をするか、前受金処理をするかの違いは、次回請求の内容が決まっているかどうかで分けることが多いようです。次回請求の内容が決まっていたら前受金処理をします。
過入金の仕訳
過入金の仕訳は、ほとんどの場合、仮受金で処理されます。
例えば、毎月1,000円を支払っていたとして、間違って2か月分を振り込んだというケースが考えられます。1,000円を請求し、2,000円が振り込まれた場合、1,000円が売掛金と処理され、残りの1,000円が仮受金として仕訳されます。