請求額と入金額が違う主なパターン
お客様に商品やサービスを提供し、代金を振り込んでもらったが、その金額が異なっていることがあります。請求額と入金額が違う主なパターンについてまとめました。
今月分と翌月分の支払い分を合算して振り込んでくる場合
毎月同額の請求書を出している場合、翌月の分も合算して振り込んで来る場合があります。お客様にとっては、振込手数料が1回分浮くので、合算で振り込んで来ることがあります。
例えば、毎月の請求金額が10,000だった場合に、20,000円を振り込んでくるという具合です。先に代金を頂けるので良い条件に見えますが、お客様に請求をしていないので、すぐさまお客様に確認を取る必要があります。
銀行振込手数料を勝手に引いてくる場合
振込手数料は、銀行口座間で現金を移動させるときの手数料です。この金額は、220円や440円のように一定ですので、その差額があると振込手数料が引かれた金額が振り込まれたものと判断できます。
例えば、10,000円の請求をしたのにもかかわらず、9,560円を振り込んできた場合には、440円の振込手数料を引いて振り込まれた可能性が高いです。
消費税の差額の処理
こちらの処理が端数切捨てだったとしても、相手の会社が端数切り上げの場合があります。その場合、消費税の差額(1円程度)が生じますが、これを処理する必要があります。
例えば、請求金額が9,999円の場合、消費税は四捨五入で計算すれば1,000円、切り捨てで計算すれば999円になります。この計算方法が、自社とお客様で異なる場合に、1円の差異が生じることがあります。消費税の計算方法の違いによる1円程度の差異は、通常であれば、手数料などとして処理します。
振込金額の入力ミス
相手が銀行振込をするときに、振込金額の桁が間違っていたり、思い込みで振込をしたら、実は金額が違っている場合があります。
例えば、10,000円の請求を行ったところ、相手のミスで100,000円と1桁多い金額で振り込まれたり、1,000円と1桁少ない金額で振り込まれたりという具合です。振込金額のミスを発見したら、経理担当者はすぐさま顧客に確認したり、営業担当者に連絡したりする必要があります。